今月は、これまでよりも時間外労働が減ったこととボーナス月に支払ったクレジットカードの支払が重なり、単月では赤字収支です。
私の仕事は長時間労働の多い職場ではあるものの、とりあえず給料は出るのでブラックだとは思いませんが(笑)、ふと、このような収入減にどう向き合っていくのかと考えてみようかと思いました。
過去12か月の平均を出してみた
まず、私の過去12か月の時間外の統計をとってみました。

平均すると45.79時間です。う~ん、働きすぎですかね(笑)
稀にピークが立ちますが、かれこれ7~8年こんな感じです。というか以前の方がもっと多かった。
フレックスタイム制などの労働環境改善策により、良い環境になったなと思うところではあります。
昔、先輩に「時間外ありきの生活設計はしたらあかん」と言われたことがありましたが、7~8年こんな生活をしていると、中々そうもいかなかったな。と思うところではあります(言い訳)。
収入の変動はどれくらいあるのか
試しに時間外労働が0時間の場合の収入を100%としてざっくり比較したところ、平均すると160%弱の収入があったことになります。
例えば通常時50万円の収入があった場合、時間外0時間だと約31万円といったところでしょうか。年収で228万円違います。これは恐ろしい(゜Д゜;
過去を振り返って浪費していた頃を思い返せば、なんておバカな生活をしていたのかと思うところではありますが、当時はそもそも基本給が低かったですし、遊び盛りだったので仕方がなかったのだと思うことにします。後悔しても仕方ないしね☆彡
そもそも何時間やれば黒字になるのだろうか
確かにゼロになった場合には赤字にはなるものの、そもそも何時間を上回ったら黒字になるのだろうか。

生活支出の割合を変えずにシュミレーションしたところ、おおよそ「35時間」という結果になった。貯金や投資信託コミコミである。
貯金類を全くしなければ、10時間~20時間以内、0時間でも十分足りるだろうが、それでは不安は残る。
それにしても、中々に「時間外ありきな生活設計」であると思える。
過去12か月振り返ってみても、いきなり時間外ゼロってことは極端だとしても、20時間程度まで減っても大丈夫な生活設計or対策は考えておきたいと思う一方で、世の中の節約家たちは本当に上の図で言う「理想的な支出額(時間外ゼロのときの収入の左側)」になっているのでしょうか。
納得がいかない部分もあるので、我流だけど、もう少し深堀してみます。

収入の変動と毎月の支出のイメージ図を書いてみました。
支出を大きく分けて自分で使い方をコントロールしやすい「可変費」と、コントロールがしにくい「固定費」に分けています。
いざ図にしてみると自分でも理解がしやすかったのですが、固定費がリスク顕在化時の毎月の収入額を下回っていればひとまず大丈夫そうな感じ。(①)
私の場合、図では少し余裕があるように見えるけれど、時間外20時間で想定したところ、少し下回った程度になったので、少々悩ましいところではあります。生活費等をもう少し下げるなど工夫が必要かもしれません。ひとまず固定費が大きく上回っていなかっただけ、一良しとしましょう。
おまけ程度ですが、傷病手当金が支給される場合も図示しておきました。
補足しておくと、実際には傷病手当金の算出には過去12ヶ月分の標準報酬月額を基準としますから、前月の給料が少なかったからといって、直ちに支給額が減ると言うわけではありませんのでご注意ください。
②と③は本テーマにおける最悪ケース想定で、短期的には生活防衛資金などの貯金を切り崩したり、保険によるカバーを検討しなければならないケースです。
②の場合は、ひとまず固定費分以上は収入が見込めるため問題は無さそうですが、「具体的にいくらもらえるのか」はその時々の収入次第だと思うので、現在の私(生活防衛資金がない状態)は収入保障系の保険類でカバーを考えたほうが良いと思いました。
③の場合は、少々厄介です。過去12ヶ月にわたって、低い収入の状態が続き、その後、何らかの病気になってしまうといったシナリオが考えられます。(例えば、仕事は続けながら通院治療→休職&自宅療養パターン)
この場合では、傷病手当をもらう頃には既に生活防衛資金などの預貯金の残高が少なくなっているか、貯金が増えにくい状態になっている可能性がありますから、収入が回復する見通しが立たなくなった段階で、(私の場合は)より家賃の安い家に引っ越すことも考えた方が良いのかもしれません。
時間外ありきの生活設計におけるリスク対策を考える
交際費を減らすことが短期的には最良の対策
交際費はその気にさえなれば、使う・使わない、他の目的に使うといったことを自分の判断だけで決められますから、収入減の場合には、これをまず最初にカットしていくのが良いでしょうね。
しかし、現在「交際費の上限=固定費を残った全部」となってしまっているので、来月から交際費に上限を設けてみようと思います。
次に生活費の見直しを行うことにします。
例えば、最低限3万円程度は必ず交際費がある状態を目指したいですね。ひとまず交際費の上限設定をやってから対策を考えてみようと思います。
サブスク契約も「解約祭り」をしてもいいかもしれないですが、私の場合、全部で3~4千円程度のはずなので、優先順位は低めです。
それでもだめなら貯金を切り崩す
ボーナスなどを一定額貯めておいて、突発的な収入減に耐えるということは、一般的なのかなと思っています。(私の場合は10万円程度でしょうか。)
しかし、長期間は耐えられないと思うので、回復が見込めない場合は家賃の低い家に引っ越すとか、大幅な固定費の削減を考えた方が良さそう。
他に無いんか!
しかし、生活水準を下げるというのは、思っているよりも苦しいものだと思うのです。
私はここ最近、年の功なのか精神が安定してきたので(笑)、「投資で資産増やそう」とか「もっと支出を減らせないか」と考えられるようになりましたが、流石に私自身のペースよりも早く節約を強いられるとストレスが溜まりそうです。
そんなわけで、本当に困ったらどうしようか・・・と選択肢を考えました。
結局のところ「収入」を増加させる他ありません。
日雇いのアルバイトに行く
何よりこれが短期的には堅実な感じはします。
土日などの休みを利用して週1回フルタイム(8時間)で入れば、時給1,000円であれば32,000円の収入になります。
某バイト求人サイトをみると結構日雇いバイトがあるので、本当に困ったらお世話になるのも手。
しかしながら、バイトとはいえ「仕事」ではあるので疲れるのは間違いありません。
「健康的に労働ができるように」ということで「休みがある」といっても良いので、週5で仕事しながら更にバイト・・・となれば、健康面に不安は出ます。長期間はおすすめできないですね。
副業を始める
現実的にはこれかな。と思います。
毎月3万円でも手に入れば、かなりの安定が見込めます。
幸か不幸か、コロナで外出する機会も減って土日は家でじっとしていることも多いので、この空いた時間を有効利用して、副業をはじめ、軌道に乗せたいな・・・とは思っていたりします。
ちょっと今日はだらだらした気がしますが、まとめます
今日の記事はちょっとダラダラッとした感じになってしましましたが、個人的には以下の通りまとまりました。
- 生活上の固定費部分が収入の下弦を下回っていればひとまずはOKだろう!
収入の下弦であっても交際費等を維持できる状態ならばVery Good。残りは貯金したり投資したり、少しは無駄遣いしても良いでしょう。どれだけ下弦を下回れるかがポイントだと思う。 - リスクが顕在化した場合には、交際費等の可変費をまず調整して耐える。
- 長期化する場合は貯金の切り崩しor固定費の削減(引っ越しして家賃を安くするなど)を考える。
- 副業によって、急激な収入ダウンにも耐えられる「収入」を得る準備を進めておく。
- (番外編)傷病手当金をもらうようなことがあっても生活に困らない固定費としておくと更に良し。
なんだかんだで「時間外ありきの生活設計」について、自分なりに考えをまとめることができました。
今までは時間外ありきだったと思うものの、そもそも交際費等の費用感が管理できていなかったこともあり、今後は上限管理をすることで、このよくわからない状況を脱出できそうな気がしてきました。
また来月以降にレポートしようと思います。